卒後1年目で精神科病院に就職するメリット・デメリットを経験者が語ります

精神科看護師

こんにちは!Wakimonです

Wakimonは30代前半に

精神病院の急性期病棟でで3年間

勤務した経験があります

Wakimonが勤務して1年が過ぎたころ

22歳の新人看護師さんが

入職されました

卒後1年目に

精神科を希望する

新人看護師さんがいるんだ・・・🤔

とても衝撃的だったことを

覚えています😮😮😮

今回は

卒後1年目で精神科病院に

就職するメリット、デメリットについて

Wakimonの経験もふまえて

投稿します

またWakimonが精神科病院に

就職した経緯から感じた

独自の意見も投稿させていただきます

こんなことがわかります

精神科での新人看護師さんのメリット、デメリットがわかります

しかし精神的コミュニケーション技術のスキルは上がり今後の看護師人生に

大いに役立てることができる

できることなら一般病院で3年は経験を得てから

精神科病院に就職した方がよい

それではいってみよ~🤣🤣🤣

精神科急性期病棟とは

精神科急性期病棟は

精神症状の出現により

社会生活が極めて困難となった患者さんの

入院治療を行う病棟です

おもに

統合失調症や気分障害(うつ病や躁うつ病)

認知症のBPSD(徘徊、不潔行為、暴力行為などの症状)の

激しい方が入院される病棟です

新人看護師さんとの出会い

「四月から新人看護師さんがくるんだって!

1年目から精神科に来るなんて珍しいね~」と

病棟の看護師さんは噂していました

近頃では新人看護師でも

1年目から精神科に勤務することは

珍しくないかもしれませんが

約20年前はとても珍しかったのです

4月に入り新人看護師さんが入職されました

新人看護師さん(以下Aさん)は

看護大学卒業で誠実そうな方でした

病棟オリエンテーションを終え

Wakimonにシャドーイングすることになりました

「よろしくお願いします」と挨拶をかわしました

Wakimonは1年めから精神科に就職された理由を

どうしても知りたくて

なぜかドキドキしていたことを

覚えています😓

なぜ卒後1年目に精神科を選んだのか

シャドーイングが始まりました

精神科の受け持ち担当は

急性期病棟なので

隔離室の病床と一般病床に分かれていました

最初は一般病床のシャドーイングをしました

Wakimonは「どうして1年目から精神科にきたの?」と

ついに聞いてみました!

Aさんは「私はじっくりと患者さんと向き合いたかったんです

総合病院の実習では看護師さんはとても忙しそうで

患者さんと向き合っている感じがしなかったんです

病気は点滴や内服薬で治っていくと思いますが

心は点滴や内服薬では治せないと感じたんです

精神的なケアがとても大切だと思ったんです

コミュニケーションスキルを磨きたいです」との返答でした

Aさんは信念をもって

精神科に就職されたのだと思いました

本当に心打たれたことを覚えています😊

いずれは精神科の訪問看護を

経験したいとも言われていました

精神科での新人看護師さんのメリット、デメリット

Wakimonが勤務していた精神科の急性期病棟は

自立している患者さんが多く

バイタルサインは測定しますが

ケアが必要な患者さんは

少なかったです

点滴の必要な患者さんも少なく

服薬管理や患者さんとコミュニケーションをとりながら

精神的なケアを行うことがメインとなっていました

現在では認知症を患っておられる患者さんも多く

身体的なケアも多くなっていると言われています

Aさんはシャドーイングが終わると

少人数から受け持ちを始めました

統合失調症やうつ病の患者さんなど

その患者さんにあった

コミュニケーションを模索しながら

一生懸命に看護師として

頑張っておられました

しかし

総合病院の急性期のような処置やケアなどは少なく

一般の新人看護師が経験する

血管確保や持続点滴管理

ドレーンの管理などの経験は

圧倒的に少ないと感じました

精神科に勤務する友人に聞くと

現在では新人看護師は一週間

総合病院の研修に行っているとのことでした

Wakimonは現在外科、整形外科の急性期病棟で勤務しています

持続点滴管理やドレーン管理

CVの刺入部の確認、ドレーンの量や色調の変化など

目で見て観察することが多いです

もちろん精神的な面も観察しますが

じっくりと時間を確保して患者さんの

精神面をアセスメントすることは

なかなか難しいのが現実です

精神的な面は目では見えません

五感を働かせながら

患者さんの精神面をアセスメントするのは

とても難しいです

それを卒後1年目から行うのです!

Wakimonは一般病院の

新人看護師よりも精神面については

高度なことを行っているように感じました😮

検査データでは判断できない患者さんの

心理状態を発言、行動、雰囲気から読み取るため

観察力というものは

相当養えることはメリットとして

あげられるにではないでしょうか

その他のメリット、デメリットもいくつか挙げてみます

メリット😆

①男性看護師が多く 女性看護師特有の

ドロドロとした人間関係が少ない

Wakimonが勤務していた頃は

師長も主任も男性でした

②残業時間が少ない

デメリット🙄

①治療拒否や妄想から暴力、暴言を受ける

可能性がある

②患者の妄想の対象となる可能性がある

③基本的な看護技術が学ぶ機会が少ない

④アセスメント能力が向上しにくい

メリット、デメリットは

どこの病院に行ってもあると思いますが

精神科という特殊な領域に

就職する場合には

募集要項をしっかりと確認し

疑問点、不安なところ

新人看護師に対して

どのような教育体制がとられているか

事前にリサーチしてから

見学、面接にいくのがよいと思います🥰🥰🥰

もし退職したら一般病院でやっていけるか?

Wakimonはやっていけると思います

でも条件付きです

実際、精神科から一般病院へ

転職されてこられる看護師さんは結構います

Wakimonも精神科から

一般病院に転職を経験しましたが

とくに違和感なく働くことができていました

そこで条件とは何か?

それは・・・

やはり精神科には

一般病院を経験してから

就職した方がいいという事です

できたら3年は経験したほうがベターです

つまり身体的な部分を

精神科ではアセスメントすることが難しいのです

例えば

精神科の患者さんは

向精神薬を内服されていることが多く

副作用として便秘があります

一言で便秘といえども

なぜ便秘になっているのか?

本当に内服薬だけが原因か?

腹部の不快感の程度は?

腹壁の緊満感は?

腸蠕動音は聴収できるか?

もしかしたらイレウスの可能性はないか?

など便秘に関連するアセスメントができず

安易に「浣腸しましょうか?」となる可能性もあります

腸管内圧が高まっているところに

浣腸を行ってしまうと

腸が破裂してしまう場合もあります

一般病院では

イレウスは珍しい疾患ではありません

実際に腹部に触れ

腹部の緊張や膨満感、圧

腸蠕動音を聞きアセスメントしていきます

それが・・・

精神科病院では一般病院のような

身体管理のアセスメントすることが難しいのではないかと

思うのです

だから3年は一般病院で

修行を積んでスキルを磨いてほしいのです

Wakimonも一般病院で5年以上

経験してから精神科病院に

就職しました

まとめ

Wakimonが勤務していた20年前は

輸液ポンプやシリンジポンプを

必要とする患者さんは少なく

モニターを装着している患者も

滅多におられませんでした

けれど現在では高齢化社会が進み

精神科といえども様々な疾患をもち

また認知症を発症されている患者も

入院することが確実に増加しています

20年前とは違い

精神科看護師にも身体管理をする力が

必要となってきています

身体的、精神的な面をアセスメントする力が

ますます必要となってきています

卒後すぐに精神科に入職したいと

思っておられる看護学生さんも

いらっしゃると思います

きっと強い信念を持たれていると思います

しかしWakimonは

一般病院を経験し

疾患に対する知識

アセスメント力を高めてから

精神科に入職しても遅くはないと思っています

今回は卒後すぐに精神科に就職することについて

投稿しました

Wakimonの持論も満載でしたが

少しでもこの記事が

参考になればうれしいです

ここまで読んでいただき

ありがとうございました。

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