こんにちはワキモンです。私は臨床看護経験30年の現役ナースです
現在、総合病院の外科、整形外科病棟で勤務しています
人生の半分以上も看護師をしていると、いろんな事があります
たくさんの看護師との出会いや別れも経験してきました
中でも新人看護師が辞めていく姿は涙が出るほどつらく、悲しかったです
ワキモンは、やめてしまう理由は何か、ずっと考えていました
考えていく中で私の中で一つの答えがでました
それは看護師に絶対的に必要な能力がたりない事にきずいたのです!
今回、厳選した看護師に必要な3つの能力をお伝えしたいと思います
特に3つ目は重要なので気合を入れて書いています
新人看護師の参考になればうれしいです
こんなことがわかります
→看護師を続けていくうえで必要な能力がわかります
ズバリ!3つの能力の結論を言うと・・・・
「気力」「コミュニケーション能力」「多重課題に対応する能力」 です
今回は、この3つの能力について説明します
気力
看護師として、まず第1に必要な力は ”気力”です
気力とは ”物事を成し遂げようとする精神の力。また、こころの活動力”とあります
病院に来られる患者様は身体的なもんだいを抱えて入院してこられます
入院に対する不安もおおく、精神的にも神経質になっていることが多いです
そんな患者様に元気のない看護師が対応すると、ますます不安になります
安楽な入院生活を送ることができなくなってしまいます
では、気力を維持するにはどうしたらよいでしょうか
2つほどアドバイスさせてください!
①ストレスをためない
とにかく、息抜きを忘れないことです
ストレスがたまってくると体がだるい、やる気が起きないと身体的に
影響がでてくるからです
同じ職場の看護師さんは、趣味をまんきつしたり、ジムで体を鍛えたりと工夫しています
ちなみに私はボクシングをしています ウホウホ🐵
勤務後や、休みの日は少しの時間でも自分の為の時間を作ってくださいね!
②身体のメンテナンスをおこなう
“メンテナンス”という意味は、維持、管理という意味があります
メンテナンスというとストレッチやマッサージなどのイメージがあるかもしれません
しかし、私が思うメンテナンスは、自分が日ごろ酷使している体に
「ありがとう」と感謝することです
バランスのいい食事、適度な運動、良質な睡眠を心掛けてください
何も、特別なことをしなくてもいいのです
勤務中は、ほぼ立ちっぱなしの動きっぱなし
車いす移乗したり、大きな体の患者様の体交をしたりと力仕事が多く
本当に足、腰にきますよね。トホホ😢😢
若い看護師さんも腰痛を発症して、やめていく看護師さんも多いです
私みたいに50歳台になると特にメンテナンスは大切です
私は50歳でボクシングを始めましたが、これがかなりきつい…😒
けれど、ストレス発散になり身体的、精神的にもメンテナンスできています!
コミュニケーション能力
看護師には高いコミュニケーション能力が必要です。
患者様だけでなく同僚や先輩ナースとのコミュニケーションも行わなければだめですよね。
今回は患者様と同僚、先輩ナースにわけてアドバイスします!
患者さんとのコミュニケーション能力
私は患者様とお話させていただく時は、必ず同じ目線になります。
そして、患者様の話を聞き、共感することを大切にしています
お話を聞きながら体に触れ、バイタルサイン測定を行います
その際は敬語や身だしなみには気を使い、たわいもない話の中で今日の体の調子などをうかがうようにしています(話題は天気やニュースなど)
私が患者様との会話のなかで大切にしていることは、疑問を残さない事です
例えば、「今日の検査は何か入っていますか?」
「シャワー入りたいけど、どうかな?」
などの質問には、その場で答えるようにしています
もし、即答できないときは必ず「確認してお返事させていただきます」と返答してください
患者様の疑問、質問に真摯に答えることで、信頼関係が少しずつ築けます
同僚、先輩ナースとのコミュニケーション能力
同期の看護師とは、きらくに話せるけど先輩ナースとは話しずらい・・・
そんな経験ありませんか?
私もすごい怖い先輩がいたことを思い出します(もう30年も前ですが・・・)
そんな先輩とコミュニケーションがとれるのか?
私の必殺法は「先輩と休憩時間にお昼ご飯を食べる」ことです!
先輩たちと休憩時間を一緒に過ごすことで少しずつキョリがちかくなります
「いやだ~」「気つかう~」と思うかもしれません
けれど、勇気をだしてトライしてください!🤩
先輩たちとコミュニケーションをとることで、患者様の意外なそくめんが聞けたり
自分が苦手としている患者様との接し方がきけたり、患者さまの情報共有ができたりします。
最初はドキドキするかもしれませんが思い切りましょう!
先輩も話しかけれるとうれしいものです(私もです❤)
多重課題に対応する能力
多重課題とは2つ以上の看護業務や課題が、同時に重なって起こってしまうことです。
例えば、「ナースコールが同時に3つ以上1度になる」
「患者様の対応をしているときに転倒しそうな患者様を発見した」などです。
多重課題は看護師にとっては永遠の課題です!
看護師をしていくには絶対に必要な能力です
私は多重課題に対応できず辞めていく看護師をたくさん見てきました😢
では、どうしたら多重課題に打ち勝つことができるのか
私の経験からアドバイスさせてください!!
①優先順位を考える
勤務中、多重課題に遭遇したらまず、患者様の安全を考えてください
下記の2つの例をたとえにしてみると
例1:ナースコールが3つ同時になった場合→1人では対応せず応援を呼ぶ
例2:患者様の対応をしているときに転倒しそうな患者様を発見した
→①対応している患者様の安全を確保したうえで転倒しそうな患者様の対応をする
②ナースコールで応援を呼ぶ
多重課題に対応する力をつけるには、さまざまな場面を経験して学び
少しずつ自分なりの優先順位のつけ方や対処方法を学んでいくことが大切です
どこで働いていても多重課題には遭遇します
遭遇した後には、その都度、自分の看護を振り返ってください
そして、少しずつ成長していけばいいと思います
最初は多重課題という、大きな壁にぶち当たりアタフタするかもしれませんが
一歩一歩、前進していきましょう。
②一人では解決しない
これはめっちゃ大事です🤣🤣
多重課題は、突然起こります
1日に何回も、起きることもあります
決して一人では解決せず、同僚や先輩に報告、連絡、相談してください。
先輩ナースがどのように多重課題をのりこえているのか聞いてみるのもいいと思います😘
新人が最初から多重課題に対応できるわけがありません(研修を受けていても難しい)
だから対応できなくても、落ち込まないでくださいね😊
まとめ
この記事では以下の内容を説明しました。
看護師に必要な3つの能力について説明しました。
①気力
②コミュニケーション能力
③多重課題に対応する能力
どれも本当に臨床の現場では必要な能力です
特に③番目は絶対に身につけてほしいです
私も毎日、3つの能力をフル活用し臨床の現場で働いています
今回の記事が少しでも皆さんのお役に立てばうれしいです
最後まで読んでいただきありがとうございました
この記事についてのコメントいただけたら嬉しいです
よろしくお願いいたします😊
コメント
勉強になります!